2018年2月にkintoneの認定資格が開始されて早1年6か月。
このブログをご覧になっている方はどこまで取られましたでしょうか。
kintoneの資格試験では、ピアソンvueのCBT:Computer Based Testing (コンピュータ・ベースト・テスティング) を使って行うことで、北海道から沖縄まで全国でも気軽に受検できるようになっています。
私は昨年の4月に受検し、アソシエイトとアプリデザインスペシャリストを取得しました。(プログラマーではないのでカスタマイズはまだです)
地元郡山のテストセンターで受けたのですが、ああいった形で試験を受けたのは初めてでした。
スマホや電子機器、カバンなど鍵付きのロッカーへしまって、厳格に行われます。
また受付の段階では2種類の身分証明書を見せる必要がありました。
予め受検時間は予約時に決めていく形がとられていますが、必ずその時間ぴったりスタートというわけではないようです。(ただ遅れるのはまずいようです)
私は少し早めに会場へ着いてしまったのですが、そのまま試験開始になりました。
きちんと試験前に準備したい方は受付を済ます際に、テストセンターの方へ予定時間から始めたい旨お伝えしたほうが良いかと思います。
実際の会場の雰囲気や受検した感想などはキンスキ松井さんのブログでも情報公開されているのでこちらがとても参考になるでしょう。
特に会場の雰囲気などイラストがとてもわかりやすいですね!
私なりの感想
アソシエイト
アソシエイトは基本機能の確認という意味合いが強いように思います。
アプリの設定画面における問題が多く、 いくつか自分でアプリ制作を行ったり、直したりした方であれば解きやすい問題が多いかなという印象です。
但し、キントーンの標準機能は幅広く、アプリをたくさん作ったことのある人でもすべてを使い切った方は少ないと思います。
きちんとヘルプや対策テキストなどを活用して基礎知識の補完をすることをお勧めします。
(※私は対策テキストできる前の受検でずっとヘルプを最初から最後まで読んでいましたw)
アプリデザインスペシャリスト
とにかく時間との勝負!前提分、問題文が長い!ひとつひとつきちんと解いている暇がない!そんな印象でした。
またこちらの試験はキントーンの知識を知っているだけではなく、実際にアプリを動かし要望を受けて改修、保守などの経験がないとうまく答えられない問題が散見されました。
でも実際に起きやすいテーマを問題として扱っていて、時間でヒィヒィいいながらも楽しく問題を解くことができました。
キントーンの機能や使い方を問われるのがアソシエイトだとすると、こちらはまさにアプリデザイン力を試す試験だったと思いました。
確かにkintoneはドラッグ&ドロップで簡単にアプリを作成できます。
しかし現場に本当に落とし込むとなったら、やはりアプリ構造や関連情報とのつながりなども考えなければなりません。
マスタを作って切り分けるのか、ルックアップコピーで1フィールドとして情報を持たせる必要があるのか、関連レコードのように閲覧できる状況であればそれでよいのか。
それはキントーンの知識だけで判断がつくものではなく、実際の業務内容や使う人のスキルや状況などによって大きく変わる要素を持っています。
”アプリを作れる人から、業務とアプリを適切につなげられる人へ”
アプリデザインスペシャリストはそんな人を生み出したいと考え、用意した資格のように感じてやみません。
その他について
松井さんのブログでは試験デスクにイヤーパッドが置いてあるようですが、私の受けた郡山テストセンターではなかったのでこちらは会場によりけりかと思います。
隣のデスクと仕切りはありましたが、ささいな音などが気になるという方は
耳栓を持っていったらよいかもしれません。
(おそらくAirPodsのような通話可能イヤホンじゃないかチェックされると思いますが)
アプリデザインスペシャリストに合格して・・・
何か大きく変わるわけではありません。(笑)
但し我流で進めてきた自分のkintoneスキルの棚卸ができたこと、そして合格したことで決して間違った覚え方ではなかったということで自信がついたように思えます。
実際に私はアプリデザインスペシャリストとして、より成長意欲が高まったことも事実ですし、合格後にいろんな方との交流のなかで多くを吸収する原動力になりました。
kintoneのアプリ制作、社内の業務改善に携わっている方であるならば、ぜひとも一度は受検してみてほしいと思っています。
業務改善にさらなる可能性を!またお会いしましょう。
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