”お困りごとは何ですか?”
最近kintoneがらみのご相談を受けたり、アプリ制作着手をする前に必ずする質問です。
課題に対して、解決がある。
問題に対して、解答がある。Q&Aの関係。
そして、目的に対して、目標や手段があります。
なのである意味ペーパーレス化したいとか、集計して分析しやすくしたい、ということもある目的のための目標にしかすぎません。
そして、kintoneは結局は手段の領域です。
kintoneでかなえられるとした場合、目的に対して効果的かを逆算で考えたとき、ひょっとしたら”当初叶えたいと思ったことと違うこと”が本当の課題なのかも??
kintoneは何も教えてくれない。
作り方もですが、使い方もです。
kintoneの導入支援を通じてすごくスピーディに事が進む会社様の特徴は3つです。
(これが全てではないですが私の所感です)
・kintoneを使う人ファーストで考えている。
(RPAでの活用もあったりするので、すべてでは決してないですが)kintoneってただの箱に過ぎない側面もあるから、結局誰かがデータを登録しなければkintoneは本来の価値を作りにくい。となると誰が入力するのか?それは割と現場の人が最初になるケースが多いです。となると、現場で使う人にとってプラスの要素がないとなかなか定着しません。
一見役職者が望むアプリからは少し離れていたとしても、現場の理解を得ることを先頭に持っていった方が実質近道になるケースが多いような気がしています。
・課題解決後の現実世界におけるイメージが明確。
※早く帰ることができて〇〇さんが笑っている、とか書類が机からなくなってストレスなくスピーディーに仕事をこなしているシーンが思い浮かぶ、とか。
・行動を決めるのが早い。
※kintoneはすぐ直したり改善できたりすることがアドバンテージ。なので作ったアプリは実験的にでも動かしていくことを早く決めたほうがいい。結局できたアプリがすぐ使える状態になっているなんてことはまぁまぁありえないのだから。どちみちアプリの直しが入るのだから着手は早い方がある意味アプリの完成が早まる。
曖昧な課題からは曖昧な結果しかうまれません。
だからこそ、最初のお困りごとは何ですか?というクエスチョンを明確にしてから着手したほうがよいと考えるのです。